Papers of Carlos Montezuma, M.D.
カルロス・モンテズーマ(c.1867-1923)は、ワサジャ(Wassaja , 手招き、合図)という名のヤバパイ・インディアンで、医師であるとともに、先住民の同化、市民権、インディアン事務局の廃止等を主張した先駆的活動家でした。1910年設立のアメリカインディアン協会(Society of American Indians, SAI)の創設メンバーでもあったモンテズーマは、1915年頃にはSAI内で主導的な地位を確立、その翌年より死の2か月前の1922年11月まで月刊ニューズレター『ワサジャ』を発行しました。
カルロス・モンテズーマ文書は、そのほとんどがアメリカ先住民自身によって作成されたもので、書簡、スピーチ、エッセイ、医療メモ、財務資料、ニューズレター『ワサジャ』のほぼ完全揃いなどを含みます。また、モンテズーマの弁護士ジョセフ・W・ラティマーの手紙と出版物、妻マリア・ケラー・モンテズーマの書簡も含まれています。これらの文書は、40を超える所蔵機関と約60の新聞・定期刊行物から集められたもので、1890年代から1920年代にかけてのアメリカ先住民の歴史に関する重要な資料です。
(マイクロ版タイトル:The Papers of Carlos Montezuma, M.D.)
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関連分野
- ネイティブアメリカン研究