アメリカ法百科事典の決定版、10年ぶりの全面改訂

West’s Encyclopedia of American Law として1998年に初版が、2005年に第2版が、2011年に Gale Encyclopedia of American Law に題名を変更して第3版が刊行されたアメリカ法百科事典の決定版が10年ぶりに改訂されます。

旧版刊行以来、アメリカでは大統領が2度交代し、司法長官は4度交代、4人の最高裁判事が指名されました。2015年には、同性婚を憲法で保障された権利として認める判決が、2020年には性的マイノリティは人種、宗教、性別、国籍による雇用の差別を禁止する1964年公民権法により保護されるとの判決が最高裁によって下されました。また、新型コロナウィルスが蔓延する中で、文書の電子化、公聴会のオンライン化、陪審のオンライン化等、裁判や裁判手続きのオンライン化が進められました。その他、デジタル技術、気候変動、遺伝子工学、ソーシャルメディアの普及等、社会や技術の進化に法制度も対応を迫られています。新版では、新しい判例、法律の制定、法学研究の進展を踏まえ、新しい見出し語を追加し、旧版の記述を改訂しています。

《主な特色》

  • 総見出し数約5,000のうち、半数以上が改訂もしくは新項目
  • 人物情報、定義、欄外コラム、「In Focus」エッセイ、参考文献一覧もすべて最新の情報に更新
  • アメリカ連邦最高裁判所による12件の重要判決からの裁判文書、アメリカ法制史に残るその他の重要文書71点を収録
  • 903点の写真(フルカラー含む)、946を超える地図、表、チャート、グラフ、年表を含む、約1,850の図版・挿絵を収録
  • 一般索引と判例索引付き

 

見出し語(Entries) アメリカ法に関わる用語、概念、出来事、運動、判例、人物についての約5,000項目が掲載されています。

定義(Definitions)法律用語に関する項目は最初にイタリック体で定義を示し、定義の後で解説を加えます。

参考図書(Further Readings)当該項目の理解を深めるのに役立つ文献を項目の末尾に掲載します。

クロスレファレンス(Cross-References)独立の項目として取り上げられている用語が文中に出てくる場合は、大文字で示されています。また、関連項目が末尾のクロスレファレンス欄に列挙されています。

詳説(In Focus Essays) 本文の項目の記述を補完するために、当該項目から派生した争点や論点、また付随的な事実を記述します。妊娠中絶、死刑、同性愛者の権利といった賛否両論が激しい争点、食品医薬品局の新薬承認審査過程のような詳細な審査過程をたどるもの、アメリカ憲法の形成をめぐる議論のような重要な歴史的、社会的な争点が、詳説欄では扱われます。

備考欄(Sidebars) 当該見出し語に関する興味深い事実群を提供し、本文や詳説を補完します。

人物(Biographies) アメリカ法の発展に重要な役割をおよぼし、影響力が大きかった人々を、弁護士や判事から政府や民間の指導者、歴史上の人物から現代の人物まで、幅広く情報を提供します。各々の人物について、生涯の重要な出来事と存命中の歴史的事件を年表形式に示します。

補遺(Appendixes) アメリカ法の歴史の中で画期的な判例、制定法、権利章典、大統領の演説、書簡などを補遺の巻にまとめて掲載します。第11巻と第12巻は「Milestone Cases in the Law」として12の重要な判例を詳述します。第13巻は「Primary Documents」として独立宣言、1964年公民権法、オバマ大統領就任演説等、71篇の原資料を再録します。第14巻は法律用語辞典と判例索引、総合索引です。

 

出版社: Gale, a Cengage Company
書籍版 ISBN: 978-0-02-867727-9 定価 US$2,600
eBook版 ISBN: 978-0-02-867759-0(eBook版の価格はお問い合わせください。)

Original Copyright 2022

 

サンプルページ

(ファイルサイズを圧縮しているため、画像が実際よりも粗くなっています。あらかじめご了承ください。)


序文・目次・凡例・寄稿者 (PDF)

第3巻より「Cryptocurrency」 (PDF)

第6巻より「Lynch, Loretta Elizabeth」 (PDF)

第12巻 重要判例より「Obergefell v. Hodges」 (PDF)

第13巻 一次資料より「“My Son, Stop Your Ears” Speech」(PDF)