ルーズベルト政権のもとでブレトン・ウッズ会議の中心人物として活躍し、財務次官補も務めた高級官僚でありながら、後にソ連と内通していたことが判明したハリー・ホワイト(1842-1948)のFBIファイル集。多数の書簡、切り抜きなどから成り、「赤狩り」時代についての重要資料です。
本コレクションは、FBI図書館が所蔵するアメリカの中国学者オーウェン・ラティモア関係文書を提供します。国共内戦が共産党の勝利に終わったことで微妙な立場に立たされたラティモアは、1950年代の赤狩り旋風で「ソ連のスパイ」「共産党のシンパ」と告発され、FBIはラティモアを監視対象に置き、盗聴や郵便の開封を行なっていました。
本コレクションは、米国の政府省庁や研究所の各種報告書や分析結果を収録することで、気候変動と地球温暖化の脅威に対して米国がどのように対処しているのか、その実情を明らかにします。
カナダ人の共産主義者・外科医であり、延安の中国共産党に合流し医療活動などに従事したノーマン・ベシューン(白求恩; 1890–1939)の資料集です。1939年に敗血症で死去したベシューンを毛沢東は死後に賛美し、中国人に英雄として広く知られることになりました。本コレクションはベシューンの書簡・文書・写真・切り抜き・パンフレット等をフルカラーで収録しています。
本コレクションは、20世紀の米ソ冷戦を歴史的文脈の中で再検討するために関連の外交文書を蒐集し提供するものです。米ソ冷戦を歴史的文脈の中に位置づけるために、19世紀末まで遡り、帝国主義の時代から第一次大戦、ロシア革命、戦間期、ファシズムの台頭、第二次大戦、東欧における共産主義諸国の建国まで、半世紀にわたる米露(米ソ)関係を周辺諸国の動向をも視野に収めつつ、関連の一次資料によって振り返ります。
1914年創設の英国の反戦運動団体、友和会の1915年から1960年までの刊行物、総会議事録、執行委員会議事録、文献委員会、プロパガンダ委員会、キリスト教平和主義者経営委員会、第一次大戦委員会、ポスト第一次大戦委員会等、種々の委員会の記録を収録します。
1921年創設、あらゆる形態の戦争と組織的暴力に反対し、解放や人道的介入の名の下で行われる戦争にも反対を表明した戦争抵抗者インターナショナル(WRI)の理事会議事録、執行委員会議事録、国際会議議事録(1956年以降)、パンフレット、公報、ニュースレター、事務局の報告書、プレスリリース資料、機関誌”War Register”, “War Registance”を収録します。
第44代ヒューズ(在任1921–1925、大統領ハーディングおよびクーリッジ)から第56代キッシンジャー(在任1973–1977、大統領ニクソンおよびフォード)までのアメリカの歴代国務長官による全記者会見の記録を集めたコレクションです。戦間期から第二次世界大戦を経て冷戦、デタントにいたるまでの米国の外交方針についての基本資料となります。
1937年に連邦レベルで初めて導入された公営住宅計画は当初、大恐慌で職を失った中産階級向けに安価な住宅を提供するもくろみでしたが、戦後に白人層が連邦補助による低金利ローンで郊外の戸建てに移住すると、結果的に都市の公営住宅は黒人やマイノリティーの低所得者が大半を占めるようになりました。本コレクションは米国連邦公営住宅局の人種関係部門資料集で、1936年から1963年までの公民権・人種政策・雇用等に関する報告書、指示書、書簡、会議録、訴訟関連記録、切り抜き等からなります。
本コレクションはナチスの移住政策に関する文書を集めたものです。主として、ドイツ民族対策本部、ドイツ民族性強化帝国委員本部、治安警察・保安部長官直属の移民局、親衛隊人種及び移住本部等、ドイツ民族性強化帝国委員兼親衛隊帝国指導者兼ドイツ警察長官のハインリッヒ・ヒムラー傘下の、移住政策に関わっていた諸機関の文書で構成されていますが、大管区指導部、民族福祉事業本部、帝国学生連盟、帝国民族啓蒙・宣伝省等、ナチ党や国家の機関の文書も収録されています。
本コレクションは、ナチス政権下でドイツ民族の移住、占領地域への入植を統括したドイツ民族性強化帝国委員(RKFDV)関係の文書を収録します。主として本部の文書で構成されていますが、それ以外に、ポーランドのカトヴィツェ(ドイツ名カトヴィッツ)支部(Kattowitz office)、カウナス移住局員(Aussiedlungsstab Kauen)の資料も含まれています。これらの文書群は戦後連合国によって押収されました。
本コレクションは、テロに対して米国連邦政府省庁や民間機関が発表した調査報告を収録することで、対テロ戦争を歴史的に評価するための材料を提供するものです。国際的なテロや米国内のテロに対する戦争に関する資料としては、最も信頼性のある資料群です。収録文書は、アルカイダ、バイオテロリズム、ケミカルテロリズム、サイバーテロリズム、核テロリズム、グローバルな対テロ戦争、インフラの保護と安全保障に大きく分類されます。
本コレクションは、レーガン政権からオバマ政権までの四半世紀にわたり、グローバルな違法麻薬取引を防止するために米国政府省庁や軍の機関がまとめた研究書、報告書等、142の文書を収録します。収録文書は、違法麻薬取引を防止するための軍の機関による分析や勧告、国務省国際麻薬・法執行局の戦略報告、議会調査局の報告書等で構成されます。
第二次大戦への米国参戦回避を訴えた「連合国援助による米国防衛委員会」刊行物集 1940-1942年
本コレクションは、第二次大戦中の1940年に結成され、米国による参戦反対の立場から連合国への物質的・経済的援助を主張した団体「連合国援助による米国防衛委員会(CDAAA)」の文書集です。チラシ、パンフレット、ニュースレター、新聞広告、記事の切抜き、新聞配信用コラム、声明等の資料が収録されています。
本コレクションは、1941年に結成され、第二次大戦へのアメリカ参戦を説いた市民団体「自由のための闘争(FFF)」の文書集です。孤立主義と介入主義の論争に関する記録、労働団体の役割、FFF内の女性部や青年部の活動、各種イベントに関する記録、書簡、覚書等を収録します。
本コレクションは、ハーバード大学ホートン図書館が所蔵するドレフュス事件関係資料約600点を提供します。収録資料はアルフレッド・ドレフュス自身の著作や書簡、ドレフュス派と反ドレフュス派の著作、裁判関係資料、図版資料や文学作品、国外の資料など、ドレフュス事件がフランス国内外に大きな影響力を及ぼしたことを示します。
英国公文書館所蔵大使館・領事館文書の FO 233 (China: Miscellanea) より、駐中英国公使館・領事館の様々な文書や報告書を収録。1727年から1859年までの外交使節文書目録、通商・諜報関係報告、訴訟手続記録、中国秘書官文書、東インド会社関係文書、日中対立・戦争関係の文書、回覧文書などを含みます。すべて原本からのカラースキャニングで、一部中国語も含みます。
米国国務省セントラル・ファイルRG 59 の Decimal Number 892, 792, 992 より、タイ国内事情関係のファイル1945年~1963年を2部に分けて収録します。政治・軍事関係、社会経済的分析・統計、要人との会談記録、米外交官の重要な受発信書簡・指令・通信、外国新聞・雑誌の切り抜きや翻訳、演説・備忘録・報告など重要政府文書の翻訳等が収録されています。
ジョンソン政権の科学技術政策を担った省庁や大統領直属機関の報告書、「省庁史プロジェクト」の科学・技術篇を再録し、政権の科学技術政策の全貌を関係機関の文書を通じて明らかにします。
本アーカイブは、ジョンソン政権の外交・安全保障政策を担った省庁や大統領直属機関の報告書、「省庁史プロジェクト」の外交・安全保障篇を再録し、政権の外交・安全保障政策の全貌を関係機関の文書を通じて明らかにします。